建物や車両運搬具、工具・備品などの10万円以上で購入し、長期間にわたり利用する固定資産については、利用する期間(耐用年数)に分けて減価償却費として経費に計上します。
定額法は、毎年、同じ金額を減価償却費にする方法で、減価償却費に関して税務署への届出を特にされていない場合には、定額法により減価償却費を計上します。
スマホ会計FinFinでは、「固定資産」画面で固定資産の情報を入力し、登録することで自動的に減価償却費が計上されます。
※耐用年数などの固定資産に関する情報につきましては、所轄の税務署または関与税理士先生にご確認ください。
例として、新しく購入した事業用ノートパソコンを定額法で固定資産に登録します。
基本情報 |
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固定資産名称 | ノートパソコン |
取得価額 | 247,500円 |
数量または面積 | 1 |
取得日 | 2022年7月7日 |
耐用年数 | 4年 |
償却方法 | 定額法 |
メモ | なし |
償却に関する設定 | |
固定資産の種別 |
有形固定資産 |
勘定科目 |
工具・器具・備品 |
事業利用比率 |
100% |
不動産貸付比率 |
0% |
事業共用開始日 |
2022年7月7日 |
<操作手順>
1.ホーム画面右上のユーザーアイコン→「会計設定」→「固定資産」をタップします。
2.[固定資産]画面が開きます。右上の[+]アイコンをタップします。
3.[固定資産の追加]画面が開きます。「設定したい内容を選択してください」欄をタップして、新しく購入した場合は「新規(新品)」を選択します。
4.新しく購入した固定資産について、各項目を入力します。
【 Step1 】「基本情報」を入力します。
固定資産名称 |
資産名称を16文字以内で入力します。 例として、ノートパソコンと入力します。 |
取得価額 |
取得価額を入力します。 例として、247,500円と入力します。 |
数量または面積 |
数量と面積を数字で入力します。 例として、1と入力します。 |
取得日 |
タップするとカレンダーが表示されます。固定資産を取得した日付を入力します。 例として、2022年7月7日と入力します。 |
耐用年数 |
耐用年数を数字で入力します。 例として、4年と入力します。 |
償却方法 | タップすると、「償却方法」画面が表示されます。償却方法の中から「定額法」を選択し、[←]をタップして戻ります。 |
メモ |
64文字以内の文字を入力することができます。 減価償却費の特例を適用している場合などに、入力します。 ここでは、空欄とします。 |
【 Step2 】「償却に関する設定」を入力します。
減価償却資産の種別を選択 |
タップすると、「減価償却資産の種別」画面が表示されます。 有形固定資産、または無形固定資産を選択して、画面左上の[←]をタップして戻ります。 例として、有形固定資産を選択します。 |
勘定科目 |
タップすると、「科目」画面が表示されます。固定資産の科目をタップして入力します。 例として、「工具・器具・備品」を入力します。 |
事業利用比率 |
固定資産を事業でも個人でも使用している場合に、事業でその固定資産を利用している比率を入力します。 その固定資産を事業のみで利用されている場合は、「100」と入力します。 |
不動産貸付比率 |
1つの固定資産を一般と不動産の両方の事業で利用している場合に、「事業利用比率」のうち、不動産事業でその固定資産を利用している比率を1~100の数字で入力します。 例として、0%と入力します。 |
事業供用開始日 |
タップするとカレンダーが表示されます。 この固定資産の使用を開始した日付を入力します。 例として、2022年7月7日を選択します。 |
5.「今期償却額(当年の減価償却費の金額)」は、登録したタイミングで自動計算されます。各項目の入力が終わりましたら、[固定資産登録]をタップして登録します。
6.「固定資産」画面に、登録した固定資産が表示されます。
引き続き、画面右上の[+]をタップして、固定資産を登録することもできます。