スマホ会計FinFinでは、[固定資産]画面にて固定資産として登録されたタイミングで、減価償却費の金額が自動計算されます。その減価償却費の仕訳も自動作成されて、青色申告決算書に減価償却費の金額が集計されます。ですが、手放した資産に関する設定を行った際の仕訳は自動作成されません。そのため、[仕訳]画面にて、固定資産の売却または、除却をした際の仕訳を手入力にて作成していただく必要がございます。
3つのケースについてご案内いたします。
A.固定資産を売却し、売却益が発生した場合
B.固定資産を売却し、売却損が発生した場合
C.固定資産を除却した場合
例として、下記の固定資産を売却または、除却した際の仕訳について入力します。
※仕訳入力は例として、一般的に考えられる内容をもとに記載しております。
詳しくは、所轄の税務署や税理士様にご確認くださいますようお願いいたします。
※「固定資産」画面では、Q.固定資産を売却や除却した場合の入力について をご参照の上、売却、または除却の登録を先に行ってください。
登録画面にて累計償却額が確認いただけます。
<仕訳の入力手順>
A.固定資産を売却し、売却益が発生した場合(売却金額は現金で受け取り)
1.[ホーム]または[仕訳]画面の右下にある「+」アイコンをタップします。
2.[手入力で仕訳]をタップします。
3.[仕訳登録]が表示されます。最初に固定資産の売却処理分の仕訳を入力します。
(1)金額をタップして、「売却価額」の金額を入力します。
例として、¥1,262,000と入力します。
(2)日付をタップして、カレンダー画面より「売却日」の日付を入力します。
例として、2022年12月10日と入力します。
(3)借方科目をタップして、科目を入力します。
例として、売却金額を受け取った際の借方科目として、現金を入力しています。
(4)貸方科目をタップして、売却した資産の「勘定科目」に設定されていた科目を入力します。
例として、車両運搬具を入力します。
(5)税区分をタップして、ドロップダウンリストより税区分を入力します。
例として、10%を入力します。
(6)メモをタップして、メモを入力することができます。備忘録としてお役立ていただけます。
(7)入力が終わりましたら、[この内容で登録]をタップして登録します。
4.再度[手入力で仕訳]をタップし、[仕訳登録]を開きます。
次に売却益の仕訳を入力します。
(1)金額をタップして、「売却益」の金額を入力します。
例として、¥100,000と入力します。
(2)日付をタップして、カレンダー画面より「売却日」の日付を入力します。
例として、2022年12月10日と入力します。
(3)借方科目をタップして、売却した資産の「勘定科目」に設定されていた科目を入力します。
例として、車両運搬具を入力します。
(4)貸方科目をタップして、売却益の科目を入力します。
個人の売却益の勘定科目は「事業主借」になります。
(5)税区分をタップして、ドロップダウンリストより税区分を入力します。
例として、対象外を入力します。
(6)メモをタップして、メモを入力することができます。備忘録としてお役立ていただけます。
(7)入力が終わりましたら、[この内容で登録]をタップして登録します。
B.固定資産を売却し、売却損が発生した場合(売却金額は現金で受け取り)
1.[ホーム]または[仕訳]画面の右下にある「+」アイコンをタップします。
2.[手入力で仕訳]をタップします。
3.[仕訳登録]が表示されます。最初に固定資産の売却処理分の仕訳を入力します。
(1)金額をタップして、「売却価額」の金額を入力します。
例として、¥1,100,000と入力します。
(2)日付をタップして、カレンダー画面より「売却日」の日付を入力します。
例として、2022年12月10日と入力します。
(3)借方科目をタップして、科目を入力します。
例として、売却金額を受け取った際の借方科目として、現金を入力しています。
(4)貸方科目をタップして、売却した資産の「勘定科目」に設定されていた科目を入力します。
例として、車両運搬具を入力します。
(5)税区分をタップして、ドロップダウンリストより税区分を入力します。
例として、10%を入力します。
(6)メモをタップして、メモを入力することができます。備忘録としてお役立ていただけます。
(7)入力が終わりましたら、[この内容で登録]をタップして登録します。
4.再度[手入力で仕訳]をタップし、[仕訳登録]を開きます。
次に売却損の仕訳を入力します。
(1)金額をタップして、「売却損」の金額を入力します。
例として、¥62,000と入力します。
(2)日付をタップして、カレンダー画面より「売却日」の日付を入力します。
例として、2022年12月10日と入力します。
(3)借方科目をタップして、売却損の科目を入力します。
個人の売却損の勘定科目は「事業主貸」になります。
(4)貸方科目をタップして、売却した資産の「勘定科目」に設定されていた科目を入力します。
例として、車両運搬具を入力します。
(5)税区分をタップして、ドロップダウンリストより税区分を入力します。
例として、対象外を入力します。
(6)メモをタップして、メモを入力することができます。備忘録としてお役立ていただけます。
(7)入力が終わりましたら、[この内容で登録]をタップして登録します。
C.固定資産を除却した場合
1.[ホーム]または[仕訳]画面の右下にある「+」アイコンをタップします。
2.[手入力で仕訳]をタップします。
3.[仕訳登録]が表示されます。固定資産の除却処理の仕訳を入力します。
(1)金額をタップして、「除却」の金額を入力します。
例として、¥1,162,000と入力します。
(2)日付をタップして、カレンダー画面より「除却日」の日付を入力します。
例として、2022年12月10日と入力します。
(3)借方科目をタップして、除却損の科目を入力します。
一般的に「固定資産除却損」を使用するようですが、スマホ会計FinFinでは該当科目がない為、「雑費」で入力を行います。
(4)貸方科目をタップして、除却した資産の「勘定科目」に設定されていた科目を入力します。
例として、車両運搬具を入力します。
(5)税区分をタップして、ドロップダウンリストより税区分を入力します。
例として、対象外を入力します。
(6)メモをタップして、メモを入力することができます。備忘録としてお役立ていただけます。
(7)入力が終わりましたら、[この内容で登録]をタップして登録します。