リース取引とは、機械や社用車などの物品をリースして(借りて)使用し、そのリース期間にリース料(賃借料)を支払う、という取引です。
リース取引は、「オペレーティング・リース」と「ファイナンス・リース」の2つに区分され、[固定資産]画面では、「ファイナンス・リース」のリース取引についてご登録いただくことで、今年度の減価償却費の金額を算出し、青色申告決算書に反映させることができます。
「ファイナンス・リース」のリース取引には、リース期間終了後に物品を返さなくてよい「所有権移転リース」と、リース期間終了後に物品を返す「所有権移転外リース」がございます。
「ファイナンス・リース」のリース取引の固定資産として登録される場合、リース取引の契約内容により、償却方法や耐用年数が異なります。大変恐縮ではございますが、詳しい内容につきましては、所轄の税務署様にご確認くださいますようお願いいたします。
また、スマホ会計では、[固定資産]画面にてリース取引の固定資産として登録されたタイミングで、減価償却費の金額が自動計算されます。その減価償却費の仕訳も自動作成されて、青色申告決算書に減価償却費の金額が集計されます。ですが、リース取引の契約により機械や社用車などの物品をリースした際の仕訳は自動作成されません。そのため、[仕訳]画面にて、リース取引の契約した際の仕訳を手入力していただく必要がございます。詳しくは、「リース取引の契約により固定資産をリースした際の仕訳入力について」をご参照ください。
例として、「ファイナンス・リース 所有権移転リース」の契約により営業車を借りて使用する場合について、固定資産として登録します。
<操作手順>
1. ホーム画面右上のユーザーアイコン→「会計設定」→「固定資産」をタップします。
2. [固定資産]画面が開きます。右上の[+]アイコンをタップします。
3. [固定資産の追加]画面が開きます。「設定したい内容を選択してください」欄をタップして、選択肢の中から「リース」をタップします。
4. 新しく購入した固定資産について、各項目を入力します。
【 Step1 】「基本情報」を入力します。
固定資産名称 |
資産名称を16文字以内で入力します。 |
取得価額 |
取得価額を入力します。 |
数量または面積 |
数量と面積を数字で入力します。 |
取得日 |
タップするとカレンダーが表示されます。固定資産を取得した日付を入力します。 |
耐用年数 |
耐用年数を数字で入力します。 |
償却方法 |
タップして、償却方法を選択し、[←]をタップして戻ります。 |
メモ |
64文字以内の文字を入力することができます。 |
【 Step2 】「償却に関する設定」を入力します。
減価償却資産の種別を選択 |
タップすると、「減価償却資産の種別」画面が表示されます。 有形固定資産、または無形固定資産を選択して、画面左上の[←]をタップして戻ります。 例として、有形固定資産を選択します。 |
勘定科目 |
タップすると、「科目」画面が表示されます。固定資産の科目をタップし入力します。 例として、「車両運搬具」を入力します。 |
事業利用比率 |
固定資産を事業でも個人でも使用している場合に、事業で利用している比率を数字で入力します。 この固定資産を事業のみで利用されている場合は、「100」と入力します。 |
事業供用開始日 |
タップするとカレンダーが表示されます。 この固定資産の使用を開始した日付を入力します。 例として、2022年10月13日を選択します。 |
今期償却額 |
今期の減価償却費の金額となります。 ご入力いただいた固定資産の設定により、自動計算されます。 |
5. 入力が終わりましたら、[固定資産登録]をタップして登録します。