スマホ会計FinFinでは、[固定資産]画面にてリース取引の固定資産として登録されたタイミングで、減価償却費の金額が自動計算されます。また、その減価償却費の仕訳も自動作成され、青色申告決算書に減価償却費の金額が集計されます。
しかし、リース取引の契約により機械や社用車など物品をリースした際の仕訳は自動作成されません。そのため、[仕訳]画面にて、物品のリース取引を契約した際の仕訳を手入力して作成していただく必要があります。
例として、「ファイナンス・リース 所有権移転リース」の契約により営業車をリースした際の仕訳について入力します。
※仕訳入力の例として、一般的に考えられる内容をもとに記載していますが、リース取引の契約内容によっては使用する勘定科目などが異なる場合もあります。リース取引の仕訳入力について詳しくは、所轄の税務署にご確認ください。
<操作手順>
A.リース取引の固定資産として登録された営業車に関する設定を確認します
1. ホーム画面右上のユーザーアイコン→「会計設定」→「固定資産」をタップします。
2. [固定資産]画面が開きます。リース取引の固定資産として登録した営業車をタップします。
3. [固定資産詳細]画面が表示されます。「取得価額」、「取得日」、「勘定科目」が何に設定されているかを確認し、メモに控えます。
例では、「取得価額」は ¥3,500,000、「取得日」は2022年10月13日、「勘定科目」は車両運搬具に設定されていることを確認しています。
4. [固定資産詳細]画面は、画面左上の[✕]をタップして閉じて、[固定資産]画面は、画面左上の[←]をタップして閉じます。
B.リース取引の契約により営業車をリースした際の仕訳を手入力します
1. [ホーム]または[仕訳]画面の右下にある「+」アイコンをタップします。
2. [手入力で仕訳]をタップします。
3. [仕訳登録]が表示されます。手順A.3でご確認いただいた内容をもとに入力します。
(1)金額をタップして、「取得価額」に設定されていた金額を入力します。
例として、¥3,500,000と入力します。
(2)日付をタップして、「取得日」に設定されていた日付を入力します。
例として、2022年10月13日と入力します。
(3)借方科目をタップして、科目を入力します。
例として、リース取引を契約した際の借方科目として、未払金を入力しています。
(4)貸方科目をタップして、「勘定科目」に設定されていた科目を入力します。
例として、車両運搬具を入力します。
【 Point 】「ファイナンス・リース」のリース取引で、リース取引を契約した際の仕訳入力する場合、一般的な仕訳のルールでは、貸方科目に「リース資産(資産グループの勘定科目)」、借方科目に「リース債務(負債グループの勘定科目)」を使用して入力するようです。
「ファイナンス・リース」のリース取引で、リース取引を契約した際の仕訳の入力例
残念ながら、スマホ会計では、「リース資産」、「リース債務」という勘定科目のご用意がありません。そのため、「リース資産」と同じ資産グループの「車両運搬具」、「リース債務」と同じ負債グループの「未払金」という勘定科目を使用して、仕訳入力する方法をご案内しております。
(5)税区分をタップして、ドロップダウンリストより税区分を入力します。
例として、10%を入力します。
【 Point 】下記の税区分を用意しております。該当する税区分を選択してください。
[10%]
[8%(軽減税率)]
[免税]
[非課税]
[対象外]※対象外は、不課税(課税されない取引)にあたります。
(6)メモをタップして、メモを入力することができます。備忘録としてお役立ていただけます。
4. 入力が終わりましたら、[この内容で登録]をタップして登録します。